雪好きグレ多

この冬は例年より雪がよく積もった。古民家に引っ越し、防寒対策はしているのだが、隙間だらけで板や壁も薄いので、朝の室温が4度のときもあった。洗面所は零下である。古民家で暖かく過ごすには、というライフハックが必要だが、金がかかりそうなのでやめておこう。一番役に立ったのは、ポリエステルの綿が入った薄いダウンジャケットみたいなやつと、着る毛布の二枚重ねだ。昨日から日中は暖かいので、もう冬が終わった体でこれを書いている。

どうもグレ多は雪が好きなようで、雪が積もり、いつもニャルソックをしている景色が真っ白になると外へ飛び出したくなるのか、1階のドアを開けた瞬間に外に飛び出ることが何度かあった。いつもは外に出るのは躊躇して、ドアの前で右往左往するのだが、雪で外が白いとテンションが上がるのか、そうでもなくなるようだ。かと言って、積もった雪の上を楽しそうに駆け回る、なんてことはせず、雪の積もっていない軒下を歩いては、ゴロゴロとマーキングをして、なるべく濡れないように過ごし、まあそのうち帰ってくるだろうと思って目を離すと、どこかへ行ってしまう。大体は長くても30分くらいで戻って来るのだが、それは外が寒いからなのか、縄張りのパトロールが終わったからなのかはわからない。
たださすがに軒下だけでは物足りないのか、あとになって畑などにグレ多の足跡を見つけることがあるが、ほとんど見かけないので、やはり濡れたくないのだろう。グレ多は風呂などもちろん入らないし、体を拭かれるのも嫌がる。

でもあまり外に慣れてしまって、家に戻って来ないのも困る(人間がさみしいので困る)ので、以降はあまり外に出さないようにしたら、抗議の意思なのか、ご飯を残すようになってしまった。いつもは早くご飯をよこせと、あんなにニャーニャー催促していたのに、ご飯を器に盛っても無視したり、食べても半分くらい残したり。一応健康のこととグレ多の嗜好を考えて、いろんなカリカリをローテーションしているのだが、中にはあまり食いつきのよくないものもあったが、それなどはもう一切食べなくなってしまった。グレ多のハンスト? 猫もそんなことをするのか? と訝しんだが、太ってきたとはいえ、食べないのもそれはそれで困るので、チュール的なやつを乗せたりウェットフードに変えたり、いろいろと試してみたが、そのハンストは10日ほど続き、さすがにグレ多も空腹には勝てないのか、段々と残す量が減ってきた。
まあ、ただカリカリに飽きただけかもしれないが。定期的にこのご飯への飽きはやってくるのだろう。

(2026/2/13、一部修正済み)