【時評、インタビュー】メディア掲載情報 その2

【MDC あるアメリカン・ハードコア・パンク史 ―ぶっ壊れた文明の回想録】
Debacle Path vol.1に引き続き、「図書新聞」2019年8月10日号(3411号)掲載の、文芸評論家の岡和田晃氏の連載、「〈世界内戦〉下の文芸時評」第54回で本書を取り上げていただいています。(“Millions of Dead Cops”の名前の表記に誤植がありますが、岡和田氏曰く「千年王国主義の叛乱イメージ(さらに言えばノーマン・コーン対カウツキー的な)を本から受けてしまった」からかもしれない、とのことでした。この誤植はMDCの新しい名前として提案しておきます 笑)
「何度でも言うが、とりわけ日本の言説空間において、圧倒的に欠けているのはパンクの精神だ」と書かれた上で、本書を「文学」として読んでもらっています。
ちなみに時評のタイトルは「左派ポピュリズムとキェルケゴール的単独者の相克」。
図書新聞ウェブサイト http://www.toshoshimbun.com/books_newspaper/


あと著者デイヴ・ディクターのインタビューが、スケートボードのウェブマガジン、「VHSMAG」に掲載されています。
VOICE OF FREEDOM
伝説的USハードコアバンド、MDCのヴォーカルにして80’Sスケートロックシーンの生き証人でもあるデイブ・ディクター。FTC以前のSFスケートシーン、そして壊れかけた世界について大いに語る。
──DAVE DICTOR (MDC)

かなりのボリュームのインタビューで、先日の来日ツアーの時に行われたようで(最初はインタビューなんてムリなんじゃないかと思っていたのですが、結果的に1時間以上話を聞くことができたそうで、取材に関わられた方々の熱意ゆえに実現したんだと思います)、内容も、スケートとの関連から、本書のまとめ的なもの、その後のMDC、デイヴの動向(ブルガリアやマレーシア、インドネシアなどをツアーで訪れて思ったことなど)、そして彼の目から見た現代社会のことなども触れられており、ある意味この本以上に内容の濃いインタビューです。
デイヴが熱く語ったゆえなのか、主語が「オレ」だったりと、インタビュー訳文は本書とは違ってかなりマッチョな感じですが、それはそれとして、必読のインタビューですので、本は買わなくても、これはまず必読です。パンクやハードコア、スケートに興味がなくても十分に楽しめるし、いろんな情報が詰まったインタビューです。写真はちょっと格好つけすぎですけどね(笑)。思わず、ロックスターかよ!と感じたのは内緒にしておきましょう。

An interview with Dave Dictor done by a skateboard-related web magazine VHSMAG is published.
VOICE OF FREEDOM
THE LEAD SINGER OF THE LEGENDARY AMERICAN PUNK BAND MDC AND THE LIVING PROOF OF THE 80’S SKATE ROCK SCENE, DAVE DICTOR. THE LEGEND TALKS ABOUT THE SKATE SCENE BEFORE FTC ERA AND THE PRESENT WORLD THAT’S ABOUT TO FALL APART.
──DAVE DICTOR (MDC) – ENGLISH

In this long interview which was done in the MDC/Naked Aggression tour in this June, he talks about not only about the relationship between MDC and the skateboard scene, but his point of view to the current world, what he felt in the tours NDC has done after he wrote the book in 2016 (check some stories he tells about Bulgaria, Malaysia and Indonesia). This is not like a cheap short predictable
“Are you still political?” kind of interview. Check it out!